お貴庵へようこそ
ヨーグルトメーカでいつもの食卓に変化をつけてみませんか?
私が使っているヨーグルトメーカーはヨーグルト以外の発酵食品や低温調理器具で作る食品も作ることができ、我が家で大活躍している調理器具の一つです。
これで調理を初めてから、ヨーグルト、甘酒、ハム、鶏肉の総菜は買わなくなりました。
器具を消毒する手間はありますが、材料を入れて”スイッチオン”でいつのまにか料理を作ってくれるんですよ。
材料の買い置きさえすれば、献立に悩むことも少なくなります。
いつもの料理がより美味しくでき、体にも優しい味。
ヨーグルトメーカー使用歴4年目の私がオススメする我が家の定番料理7品を紹介します。
なお、レシピについては【TANICA YOGURURTIAS 発酵食レシピ】を引用させていただいています。興味のある方はこちらも参考にしてください。
目次
ヨーグルトメーカーの豆知識
- まずこれだけは
発酵食品や低温調理に向いている調理家電 - 少し詳しく
ヨーグルトメーカーは、カスピ海やギリシャヨーグルトなど、種類豊富なヨーグルトを作るだけではありません。甘酒や塩麹、納豆やチーズなどの発酵食品も作ることができ、さらにはローストチキンや煮豚などの低温調理や、時間のかかる天然酵母などが作れるものもあります。
- 時間をかけてじっくりと
ヨーグルトメーカーにも様々なタイプがあり、用途に合ったモノを選ぶことが大切です。
[牛乳パックタイプ]
牛乳パックに種菌を入れてセットするだけでヨーグルトができるヨーグルトメーカーです。お手入れが楽であり、ボタン1つで簡単にヨーグルトが作れるタイプが多いですが、甘酒や納豆などの発酵食品は作れず、ヨーグルトを作る専用となります。
ヨーグルトを中心に考えている方はオススメです。
[専用容器タイプ]
ヨーグルトメーカーに専用容器が付属しているタイプは、ヨーグルトや発酵食品を作ることができ、機能性の高いモノが多いです。そのお手入れに時間がかかったり、価格も比較的高価になりがちです。
私は甘酒作りや納豆作りに興味があったので、こちらのタイプにしました。こちらのタイプにして良かったことは、発酵食品についていろいろ知ることができ料理が楽しくなったことです。「そうだっかのかぁ」って思うことによって、いろいろ興味を持つことができ、脳が活性化されたような気がします。
ちなみに我が家で使っているヨーグルトメーカーはこれです。
ヨーグルティアS(TANICA) - 調理の時間と温度
私が使っている専用容器タイプでは温度や時間などを設定して、次のような料理ができます。
・ヨーグルト 約40℃ 7時間
・カスピ海ヨーグルト 約27℃ 24時間
・ケフィアヨーグルト 約25℃ 24時間
・甘酒 約60℃ 6時間
・塩糀 約60℃ 6時間
・塩糀ハム 約60℃ 2時間
・天然酵母 約27℃2 4時間
・納豆 約45℃2 4~48時間 - ここに注意
[温度設定]
ヨーグルトメーカーに専用容器が付属しているタイプは、機能性が高いものが多くヨーグルト以外にも様々な発酵食品を作ることがます。その分価格も比較的高価で、お手入れに少し手間がかかってしまいます。
[タイマー機能]
作りたい食品に合わせて、タイマー機能が充実しているモノを選びましょう。
ヨーグルトメーカーを使う時の4つのポイント
材料は新鮮なものを使う
ヨーグルトメーカーで作る食品は高温調理ができないので、材料が命です。材料は新鮮なものを新鮮なうちに使いましょう。
道具は消毒する
道具はきれいに洗い消毒してから使いましょう。特に発酵食品を作る際は、出来上がりに影響します。出来上がったものを別の容器に移す容器もできるだけ消毒してくださいね。
ちなみに、私が使っているヨーグルトメーカーは電子レンジで消毒します。
まず、内容器に少量の水を入れ、ヨーグルトスプーンを立て、内ふたをはめます。
つぎに、そのまま電子レンジに入れ水が沸騰するまで加熱します(500~600Wで1分30秒が目安)。
最後、消毒後はふきんなどで拭かず、水滴を軽く切ってそのまま使用します。
とても簡単ですよ。
雑菌が入らないようにする
雑菌は出来上がりや、出来上がった後の保存状態にも影響があります。
私は何度かうまくできなかったことがありました。その時は気がつかないんですけど、出来上がり後「もしかして、あのときの・・・」ということがありました。
その時の残念な気持ちを味わって欲しくないので、具体的に事例をあげますので、参考にしてください。
- 煮沸消毒が正しくできず、容器に雑菌がついていた
- 煮沸消毒はしたが、手が清潔ではなかったので雑菌がついた
- 作っている最中に別のことを始めてしまい、長時間そのままにしていた
- くしゃみやホコリなど、雑菌が入る環境だった
低温調理の場合
- 美味しく作るには、素材選びも大切です。肉や魚は新鮮で質の良いものを買い求め、鮮度が落ちないうちに使いましょう。
- 調理する食材はキッチンペパーで水気をふき取りましょう。
- 保存袋に油を入れる時は、食材に油が回るように入れます。油、下味をつけたら保存袋のチャックはしっかり閉めましょう。
- 内容器に指定の温度の湯を400~500CC入れてから、食材の入った袋を入れ、かぶるくらいまでの湯を足し、全体が湯に浸るようにします。ただし、湯を入れ過ぎると袋が浮くので注意してください。
本日のお品書き/私が実践しているヨーグルトメーカーで作るおすすめ料理7品
私はヨーグルトメーカー購入をきっかけに、食育に関心を持ち始めました。
こうしてご紹介できるのも、食事の大切さを日々感じているおかげですね。
今回ご紹介する料理は今でも大切に作り、最後まで大事に使っています。
使い方をマスターすれば簡単に作ることができます。ヨーグルトメーカーのご購入をご検討の方はぜひ参考にしてください。
- 飲む美容液ともいわれている米糀で作る「甘酒」
- 万能調味料「塩糀」
- 自家製塩糀で作る「塩糀の鶏むね肉ハム」
- オリーブオイルにつけてスイッチオン「鶏むね肉のコンフィ」
- 市販ヨーグルトから作る「プレーンヨーグルト」
- 長寿地域の伝統発酵食「カスピ海ヨーグルト」
- 酸味まろやか4種の乳酸菌入り「ABCT種菌ヨーグルト」
飲む美容液ともいわれている米糀で作る「甘酒」
米糀と水を発酵させた甘い飲み物。「酒」とは名ばかりでアルコール分は含まれていません。
「飲む点滴」「飲む美容液」ともいわれるほどで、昔から夏バテ防止用に飲まれています。
私は夏は甘酒に牛乳を入れて、冬はショウガを入れて飲んでいます。砂糖とは違う甘さにはまってしまいます。
- 材料
米糀(乾燥) 200g ここではみやここうじ(板糀)を使用
ごはん 320g 炊き立て
水 400ml - 下準備
内容器に少量の水を入れ、スプーンを立て、内ふたをはめる
電子レンジに入れ水が沸騰するまで加熱し消毒する
米こうじは両手でこすり合わせるようにして、一粒ずつほぐしておく - 手順
① 消毒した内容器にご飯と水を入れ、しっかり混ぜます。ここにほぐした米こうじを入れてさらに混ぜる
② 内容器のふたを閉め本体にセット。温度を60℃、タイマーを6時間に設定して、スタートボタンを押すだけ
③ 甘味がでていれば出来上がり - コツ
冷蔵庫で1週間程度の日もち
万能調味料「塩糀」
塩糀は素材の旨味を引き出してくれる万能調味料。
塩気が柔らかいので、他の調味料を使わなくても味が深まります。
使う米糀によって味が変わるので自分好みの糀を見つけるのも大切なポイントです。
作り方は超簡単。混ぜてスイッチオン。出来上がり後は冷蔵庫で約3か月ほど日もちします。
私は出来上がったら半分は冷凍保存しています。冷凍中も発酵が進むので、冷凍保存の際は保存袋の空気をしっかり抜いて密閉しています。うちでは半年たっても変わらぬ味で重宝しています。
- 材料
米糀(乾燥) 200g ここではみやここうじ(板糀)を使用
塩 60g 粗塩がオススメ
水 250~300ml - 下準備
内容器に少量の水を入れ、スプーンを立て、内ふたをはめる
電子レンジに入れ水が沸騰するまで加熱し消毒する
米糀は両手でこすりあわせるようにして、一粒ずつほぐす - 手順
① 消毒した内容器に、ほぐした米糀と水と塩を入れて、よくかき混ぜる
② 内容器にうち蓋をはめ、取手蓋をしっかり閉めた後、本体に入れて外蓋をする
③温度60℃、タイマーを6時間にセットしてスタートボタンをおす
④指で米糀がつぶれるくらいになったら、全体をよくかき混ぜて冷蔵庫で保存する - コツ
株式会社伊勢惣の人気商品「みやここうじ」は、米に麹菌を繁殖させ低温乾燥させ低温乾燥させた乾燥板麹で、1袋に100gの固まりが2つ入ってるので使いやすく、しっかりとした甘さが出るのも特徴
冷蔵庫の中でも発酵が進むので時々全体をかき混ぜる
一度に使い切れない場合は、半分くらいは冷凍保存可能
醗酵器がない場合は、煮沸消毒した瓶にすべて入れてラップをして蓋をする
その後よく振り、常温で4~5日おけば完成
自家製塩糀で作る「塩糀の鶏むね肉ハム」
パサパサしがちな鶏むね肉ですが、ヨーグルトメーカーを使えばしっとりジューシーなハムに変身します。
出来上がったら、薄く切ってもよし、手で割いてサラダに入れてもよし、パンの上にハムとチーズをのせてもよし、レパートリーが増えること間違いなし。
特に我が家の高齢者たちには好評で、大変喜ばれる一品です。
- 材料
鶏むね肉 1枚(約250g)
塩糀 大さじ2 - 下準備
鶏むね肉は開く - 手順
① 自家製塩糀を鶏むね肉にすり込む
② 内容器に熱湯(90℃)を400㏄入れ、②を入れてかぶるまでお湯を足す
③ うち蓋、取っ手蓋をしっかり閉めた後、本体に入れて外蓋をする
④ 温度を60℃、タイマーを2時間にセットしてスタートボタンを押す
⑤スイッチが切れたら取り出して、袋のまま粗熱をとり、そぎ切りにして器に盛りつける - コツ
保存袋ごと冷蔵庫で1週間ほど保存できる
ファスナー付き保存袋は12×16㎝でマチ付き、または12~13×17~18㎝のものを使う
オリーブオイルにつけてスイッチオン「鶏むね肉のコンフィ」
コンフィとは肉に塩をすり込み、油に浸して低温でじっくり加熱する調理法のこと。
高温の揚げ物とは違い、柔らかくしっとりして中心部まで程よく味が入ります。
肉の風味をよくすると同時に、保存性を高めるために考えられた調理法とも言われています。
時間がかかるコンフィを低温調理器を使って手間なく作りましょう。
レシピ参考元は鳥骨付きもも肉を使用しており、イベント時に向いている料理です。
私が鶏むね肉で作ったのは、たまたま鶏むね肉が冷凍庫にあって「これで作ってもおいしいかも??」と妄想が膨らんだから・・・
作ってみた結果充分置き換えても大丈夫なお味でした。
取り骨付きもも肉と鶏むね肉あなたの好みはどちらですか?両方試してみる価値はありますよ。
- 材料
鶏むね肉 1枚
粗塩 小さじ1
砂糖 小さじ1/5
◎オリーブオイル 200ml
◎ローリエ 1枚
◎タイム 1枚
◎ローズマリー 1枚
◎にんにく 1かけ - 下準備
にんにくはたたきつぶす - 手順
① 鶏肉全体に砂糖と粗塩をまぶしてポリ袋に入れて一晩冷蔵庫におく
② ①の鶏肉の水分をよくふいて、ファスナー付き保存袋にいれる
③ ◎を入れて鶏肉がかぶるくらいまでオリーブオイルを注ぎ、空気を抜きながらしっかりと口を閉める
④ 400~500mlの湯沸かしの湯(約45℃)を内容器に入れて②を入れる
⑤ かぶるまで湯を足してうち蓋をはめ、取っ手をしっかり閉めた後、本体に入れて外蓋をする
⑥ 温度を70℃、タイマーを3時間にセットして、スタートボタンを押す
⑦ 取り出して、冷めたら保存袋ごと冷蔵庫で保管する(鶏肉に竹串を刺して、スーッと通れば出来上がり) - コツ
ローリエ以外のハーブはドライを使ってもおいしくできる
ファスナー付き保存袋は202×178㎜のものがよい
保存期間は冷蔵庫で1週間ほど
市販ヨーグルトから作る「プレーンヨーグルト」
私が一番初めにヨーグルトメーカーで作った食品です。カップ半分の市販のヨーグルトが1000mlのヨーグルトに変身した時は感動しました。
またヨーグルトメーカーはヨーグルトだけではないことを知り、レパートリーが増えました。また、私が「食育」に興味を持ったきっかけです。発酵食品って面白いですよ。
- 材料
市販のヨーグルト 100g(プレーンタイプ)
牛乳 1000ml - 下準備
電子レンジで簡単に内容器とスプーンの消毒方法(使用前に内容器、うち蓋、付属のスプーンを消毒すること)
内容器の底が隠れる程度に水を入れ、ヨーグルトスプーンを立てて、うち蓋をはめる
そのまま電子レンジに入れて水が沸騰するまで加熱する(500~600Wで約1分半が目安) - 手順
① 消毒した内容器に牛乳200ml入れ、ヨーグルトを加えてよくかき混ぜる
② 残りの牛乳を加えながら均一になるように充分かき混ぜる
③ 内容にうち蓋をはめ、取っ手蓋をしっかり閉めた後、本体に入れて外蓋をする
④ 温度40℃、タイマーを6~7時間にセットして、スタートボタンを押す
⑤ 出来上がったら、冷蔵庫で冷やす - コツ
出来上がったヨーグルトから植え継ぎをする場合は、消毒した密閉容器に出来たてのヨーグルトを移し種ヨーグルトとして冷蔵庫で保存する
日持ちは冷蔵庫で1週間程度
長寿地域の伝統発酵食「カスピ海ヨーグルト」
カスピ海ヨーグルトヨーグルトはコーカサの伝統的発酵乳。
主成分の乳酸菌であるクレモリス菌は生きて腸まで届くプロバイオティクスとして注目されています。
このクレモリス菌を取り出して作ったものがカスピ海ヨーグルトの種菌です。
とろり、もちもちした独自の口あたりは多くの人がやみつきになります。
一般的なヨーグルトに比べて酸味が少なく、マイルドは味わい。仕上がりは真っ白、とてもなめらかです。
ヨーグルト種菌を使ってヨーグルトを作るときに、どの種菌がいいのかわからず「ABCT種菌ヨーグルト」と「カスピ海ヨーグルト」と「ケフィアヨーグルト」の3種類を試しました。
その結果「ABCT種菌ヨーグルト」と「カスピ海ヨーグルト」のそれぞれの美味しさにはまってしまい、今ではこの2種類のヨーグルトを作っています。我が家になくてはならないヨーグルトです。
- 下準備
電子レンジで簡単に内容器とスプーンの消毒方法(使用前に内容器、うち蓋、付属のスプーンを消毒すること)
内容器の底が隠れる程度に水を入れ、ヨーグルトスプーンを立てて、うち蓋をはめる
そのまま電子レンジに入れて水が沸騰するまで加熱する(500~600Wで約1分半が目安) - 手順
① 消毒した内容器に牛乳200ml入れ、ヨーグルト種菌を加えてよくかき混ぜる
② 残りの牛乳を加えながら均一になるように充分かき混ぜる
③ 内容にうち蓋をはめ、取っ手蓋をしっかり閉めた後、本体に入れて外蓋をする
④ 温度27℃、タイマーを24時間にセットして、スタートボタンを押す
⑤ 出来上がったら、冷蔵庫で冷やす - コツ
出来上がったヨーグルトから植え継ぎをする場合は、消毒した密閉容器に出来たてのヨーグルトを移し種ヨーグルトとして冷蔵庫で保存する日持ちは冷蔵庫で1週間程度
酸味まろやか4種の乳酸菌入り「ABCT種菌ヨーグルト」
一般的なヨーグルトに含まれている種菌は1~2種類ですが、ABCT種菌はアシドフィルス菌GL-1、ビフィズス菌BL-730、カゼイ菌CS-107、サームフィルス菌の4種類の乳酸菌が入ったオリジナルのヨーグルト種菌。
それぞれに、腸の善玉菌を増やし、有害な物質を排出、消化・吸収を助けヨーグルトの美味しさと安全性を高めるなど、多様な働きで健康に役立ちます。
酸味はまろやか、ソフトでなめらかな口当たりが特徴です。
我が家では、冬は人肌に温めて生姜やシナモンを入れたり、夏はヨーグルトに牛乳を加えるヨーグルト飲料も作っています。
また「ポテトサラダ」「タンドリーチキン」の調味料としても活躍。市販のヨーグルトでは味わえない濃厚な美味しさがあります。
- 下準備
電子レンジで簡単に内容器とスプーンの消毒方法(使用前に内容器、うち蓋、付属のスプーンを消毒すること)
内容器の底が隠れる程度に水を入れ、ヨーグルトスプーンを立てて、うち蓋をはめる
そのまま電子レンジに入れて水が沸騰するまで加熱する。(500~600Wで約1分半が目安) - 手順
① 消毒した内容器に牛乳200ml入れ、ヨーグルト種菌を加えてよくかき混ぜる
② 残りの牛乳を加えながら均一になるように充分かき混ぜる
③ 内容にうち蓋をはめ、取っ手蓋をしっかり閉めた後、本体に入れて外蓋をする
④ 温度42℃、タイマーを12時間にセットして、スタートボタンを押す⑤ 出来上がったら、冷蔵庫で冷やす
- コツ
日持ちは冷蔵庫で1週間程度
まとめ
いかがでしたでしょうか。私はヨーグルトメーカーを購入後、いろいろ作りましたが、今回ご紹介させていただくものは、現在もよく作っているものです。材料は素材の良いものを買い、常備する習慣がつきました。また、市販品を購入することが少なくなりました。
↓私が使っていつヨーグルトメーカーはこれ
https://tanica.jp/
このメーカーに決めた理由は日本製であること。安心して今も使っています。
健康的な食事はたくさんありますが、私が気をつけていることは「続けることができて自分にあったもの」です。平均60点くらいが長く続けられそうです。ストレスなく楽しんでくださいね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。